「◯◯さんから質問はありますか?」
転職活動において、ほぼ100%ある質疑応答タイム。
今回は、転職面接で面接官に刺さる質問の組み立て方についてお伝えしていきたいと思います。
- 質問が全く思い付かない
- 質問で志望度の高さを伝えたい
- 質問によりプラスに持っていきたい
それでは行ってみましょう!
転職活動における質疑応答の位置付け
転職活動における、質疑応答の位置付けについて考えてみます。
質疑応答で試されることは、志望度だけではありません。
転職活動においては、ヒアリング力をアピールできる場でもあります。
会社においては、どのような立場であれヒアリング力が試されます。
ここで言うヒアリング力とは、相手から会話を引き出す能力です。
先述の通り、面接官はほぼ100%質疑応答の時間を取ります。
つまり、何百何千人もの転職希望者の質問を聞いているわけです。
そのため、テンプレの質問はまず印象に残らないと思ってください。
「質疑応答」という言葉を取っ払う
質問や疑問に応じて答える「質疑応答」。
疑問を持とう、質問しようという考えを取っ払うとかなりスッキリします。
質疑応答は、転職希望者と面接官のフリートークの場です。
形式上「何か質問はありますか?」という言葉になりますが、
普段通りコミュニケーションを取れば問題ありません。
と言っても、ここら辺でおすすめの居酒屋を教えてくださいというのはNGです。
あくまで面接ということは忘れないでくださいね。
コミュニケーションについて
ここで少しコミュニケーションについて考えてみたいと思います。
コミュニケーションは、互いの価値観のキャッチボールにより成り立ちます。
そのため、質問を投げかけたら相槌を打ち、疑問があればさらに質問を投げかけていきましょう。
質問ばかりを繰り返すと尋問のようになってしまいます。
まずはオウム返しだけで結構ですので、面接官へ共感の姿勢を示しましょう。
オウム返し:相手の言葉をそのまま復唱するコミュニケーション手法。やりすぎ注意。
質問のテクニック
具体的な質問のテクニックについて触れていきます。
1.相手が語りやすい質問
面接官が答えづらいような質問はやめましょう。
転職において、面接官を困らせる質問は不利になります。
もちろん能力ありきですが、一緒に働きたいかという軸を面接官は少なからず持っています。
そのため、基本コミュニケーションとして面接官が語りやすい質問にしましょう。
2.自分が働く未来を想像した質問
志望度をアピールする質問です。
- 今後のサービス展開について
- 働く仲間について
- 社内でのキャリアチェンジについて
など、ミスマッチを防ぐためにも具体的な質問をしていきましょう。
ポイントとしては、上記の質問をすれば良いわけではありません。
上記の質問は、会話を広げるための手段に過ぎないです。
面接官の返答に対し、自分の考えも言えるように整理しておきましょう。
質疑応答は、転職希望者と面接官のフリートークの場です。
3.相手の回答を想定した質問
相手の回答を想定できると、ヒアリング力の高さをアピールできます。
理由としては、回答に対する意見と次の質問を組み立てることができるからです。
ある程度回答が想定できていると、スムーズに会話を広げることができますよね。
これがヒアリング力につながってくるわけです。
初対面の相手の答えを100%当てることは、ほぼ不可能です。
そのため、大枠でも良いので数パターンの想定をしておくことが重要です。
上記例では、認知拡大という言葉に焦点を絞っています。
100%でなくても、ある程度は回答の想定ができます。
そこから何か一つを切り取るだけでも、十分にヒアリング力のアピールをすることができます。
さらに、面接官の定型質問だけでなくもっと深いところまで話すことができます。
1.2ができた後は、ぜひチャレンジしてみてください。
最後に
今回は転職活動における、面接官への質問のテクニックについてお伝えしました。
転職活動の面接は、自身のやりたいことを明確にすることが何よりも重要です。
そのため、まずは軸を明確にしたうえで応用としてテクニックへ進むことをおすすめします。
皆さんの転職活動が実りのあるものになりますように。