会社を辞めたい。
スキルアップをしていきたい。
などなど、転職のきっかけは様々だと思います。
転職活動における、明確な志望理由の整理の基本
以上について知ることができます。
たった2つのポイントを押さえるだけで大丈夫です!
こちらの記事は、著者の経験に基づいて書いています。
そんな著者の職歴は以下の通りです。
20代で3社経験。
四年大卒業後、新卒で大手メーカーへ営業として入社。
その後、中小企業の出版社へ営業として入社。
出版社退職後、Webマーケティングのベンチャー企業へ入社。
上記退職後、現在はフリーランスとして活動。
Webマーケティングの会社を退職後も、転職活動を続けていきました。
すぐに複数社より内定をいただけたのですが、そこで自分に自信を持てるようになったんです。
これって、自分でもやっていけるんじゃないか…?
と言うことで、今はフリーランスとして活動しています。
それはさておき、私はこれまで多くの転職面接を受けてきて、内定をいただいてきました。
そんな私が原則として、必ず意識していた2つのポイントをお伝えしていきます!
1.出口を明確にしておく
皆さんはなぜ転職を検討しているのでしょうか?
まず確実に言えることとして、理想と現実にギャップがあるはずです。
もっと安直言うと、現状に不満があるはずです。
もちろん現状に不満があっても、そこで耐えて上り詰めていかれる方もいらっしゃいます。
今回は転職理由の話ですので、あくまで出ていく前提で話を進めていきます。
出口について炙り出す
ここで言う出口とは、会社を辞めたい理由です。
まずは、この出口についてとことん炙り出してみてください。
面接用ではなく、不満やギャップについてリストアップしてみましょう
ご参考までに、私が出版社からマーケティング会社へ転職した際の例ですが、
- 毎月/毎年紙媒体の売上が落ちていき、先行きが不安になってきた
- 会社として現状維持の志向が強く、変化できる競合にシェアを取られ続けていた
- 集合研修や飲み会がグチ合戦で、前向きで生産的な話し合いができない
- 最近の現場を知らない上司が、昔のやり方を押し付けて自由度がない
- 実力主義ではなく、給与テーブル含め年功序列で向上心が湧かない
ざっとこのような感じです。
転職の面接では、なかなかストレートには言えない内容ですよね笑
ですが、出口の炙り出しはこんな感じで大丈夫です!
不満やギャップを挙げるためのワンポイントをお伝えします。
それは、事実と理由をセットで考えることです。
先ほどの私のギャップをもとに例を挙げてみます。
- 毎月/毎年紙媒体の売上が落ちていき、先行きが不安になってきた
- 会社として現状維持の志向が強く、変化できる競合にシェアを取られ続けていた
- 集合研修や飲み会がグチ合戦で、前向きで生産的な話し合いができない
- 現場を知らない上司が昔のやり方を押し付けて、新しい提案ができず自由度がない
- 実力主義ではなく給与テーブル含め年功序列で、向上心が湧かない
理由の部分まで明確にできれば、出口の炙り出しに関してはバッチリです。
続いてのステップへ進んでいきましょう。
2.入口について考える
出口があれば入口がありますよね。
ここで言う入口とは、出口の解決をできる環境のことを指します。
ここからは、転職先がどんな会社なのかといった見極めが重要になってきます。
選考へ進む前に、求人情報をしっかり読み込んでおきましょう
面接官のニーズを汲み取ることが重要です。
- 面接官はどんな人を求めているか
- 会社は面接官にどんなことを求めているか
- 会社はどんな人を採用したいか
面接官も、基本はその会社に雇われている人です。
雇われている以上、目標があり成果を求められています。
会社からの評価があるため「成果を上げない」「すぐ退職しそう」そんな人は採用しないです。
つまり、会社を発展させてくれそうな優秀な人材を欲しがっています。
「成果」に関しては自己PRの部分ですので、別機会で触れていきます。
今回は面接官から見た「退職防止」の部分に触れていきます。
出口と入口をリンクさせる
再度、私の出口の例を持ってきます。
- 毎月/毎年紙媒体の売上が落ちていき、先行きが不安になってきた
- 会社として現状維持の志向が強く、変化できる競合にシェアを取られ続けていた
- 集合研修や飲み会がグチ合戦で、前向きで生産的な話し合いができない
- 最近の現場を知らない上司が、昔のやり方を押し付けて自由度がない
- 実力主義ではなく、給与テーブル含め年功序列で向上心が湧かない
例えば、こちらの退職理由(出口)をもとに転職先(入口)について考えてみます。
転職先(志望する会社)によって話す内容は変わってきます。
そのため、転職先の情報も炙り出しておく必要があります。
今回は私が転職面接を受けた、マーケティング会社を例に挙げます。
- Web業界で毎年200%の成長率
- Webマーケティングは移り変わりが早いため、現在のサービスに固執しない
- 全員が前向きな発言しかしない社風(求人に書かれていましたが実際にそうでした)
- 創業から間もないため制度が整っておらず、裁量が大きく自由度が高い
- 実力主義ですぐに昇格可能(実際に1年で管理職に上げてもらいました)
出口と同じく、入口も5つの項目を挙げてみました。
上から順に、出口と入口がリンクしていることに気付かれましたでしょうか?
まさしくこれが2つ目のポイントです。
出口と入口の矛盾をなくす
と言うことがわかりました。
転職面接の際に、
「年功序列ではなく実力主義の環境に身を置きたい」
と言っているにも関わらず、転職先が年功序列の会社だったらいかがでしょうか?
面接官は「退職防止」の観点から、喉から手が出るほどの人材でない限り採用を見送ろうと思います。
これが出口と入口の矛盾をなくすことの重要性です。
最後に
今回は、
転職活動における、明確な志望理由の整理の基本
以上についてお伝えしました。
ここで念を押しておきたいのは、自分を取り繕わずに面接に臨んでほしいということです。
本記事では面接官側の「退職防止」について触れました。
つまり、面接官はミスマッチを防ぎたいということです。
このミスマッチ防止に関しては、これから転職活動を頑張る皆さんにとっても重要なことです。
どこの会社に転職したとしても、少なからず「不満」や「ギャップ」が出てきます。
それを極限に減らせるのは、本当にお互いがマッチした企業だと考えています。
出口と入口の整理は、本当にやりたいことを見つけるためにも必要なワークです。
「良い転職ができれば、良い未来が切り拓かれていくと自信を持って言えます」
私自身、転職活動にこだわったからこそ、今までの経験が全て活きていると思っています。
このワークを通じて、皆さんの転職活動が実りあるものになるよう祈っています!