フリーランスになりたい人へ、独立して大変になったことをお話しします

フリーランス
こんな人に読んでほしい

フリーランスになりたい!

Webマーケターでフリーランスのザキです

今回は、フリーランスになって大変になったことをお伝えしていきます。

前提としてお伝えしたいのは、

フリーランスに興味のある方は、ぜひフリーランスになってほしいです

大変になったことはありますが、正直なところ毎日楽しいです。

楽しそうという気持ちは、フリーランスになりたい皆さんもお持ちではないでしょうか?

ですが、フリーランスになることは不安もありますよね。

そんな皆さんの気持ちを解消していただきたく、今回の記事を書くことにしました。

悩んでいる間に、どんどん時は過ぎていきます。

正社員で働いている方は、年次を重ねるごとにフリーになることへもったいなさを感じることでしょう。

フリーランスに興味のある方は、リスクを意識しつつもメリットに着目していただいているはずです。

だからこそ、私からはメリットではなくあえて大変になったことをお話ししたいと思います。

正直なところ、リスクは考え出すとキリがありません。

リスクを最大限考えたうえで、最終的には勢いが必要です。

考えたうえで、今の道に残ることも良いでしょう。

フリーランスのリアルをもとに、選択の検討をするきっかけにしていただけると嬉しく思います。

ただ、大変なことばかり書いているとただの暗い記事になってしまいます。

乗り切る思考や手段も書いていますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

スケジュール管理が大変

真っ先に挙げられるのが時間管理です。

フリーランスになると時間を自由に使えるのでは

以上のように思われることでしょう。

実際に、時間はかなり融通が効くようになりました。

ですが、自由であるがゆえに大変だったりもします。

人生は完全に自由な時間が少ない

これまでの人生を思い返してみてください。

学生時代は学校へ行き、授業/講義後に部活動やアルバイト。

社会人になると出勤日はフル稼働で、場合によっては休日出勤することも。

このように見ていくと、実は人生において完全に自由な時間は少ないようにできています。

適度な拘束がある中で、バランス良く自分の時間に費やしていました。

そのため、実は時間を自由に使うことに慣れていない人のほうが多いです。

時間の使い方について

フリーランスになると、基本的に時間を全て自分で管理することになります。

休日をだらけて過ごしたい人は要注意です

これは、だらけることを否定しているわけではありません。

私自身だらけて過ごしたい日もありますし、だらけて心身を回復させる時間は必要です。

休日をだらけて過ごしたい人は、拘束時間ありきでバランスが取れている可能性があります。

副業をしてみたいけど本業が忙しすぎる

等により、回復に努めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方に整理をしていただきたいことが、

多忙な業務から解放されたら何をしてみたいか

私の最終職歴はWebマーケティング会社です。

入社前から、そこで学んだことを自分の仕事にしていきたいと考えていました。

そのため、着々と独立のための準備を進めていました。

しかし、本業が忙しすぎてどうにも手が付きませんでした。

平日の少ない空き時間に準備を進め、休日はほぼリフレッシュに充てていました。

このペースだといつまでも独立できない

そのように考え、思い切って独立することにしました。

独立準備を進めたい欲求が強かったため、独立してからは時間を余すことなくフル稼働できています。

恐らく、会社員時代よりも稼働しているのではないでしょうか。

完全に解放された時に取り組んでみたいことはありますか

ここで明確な答えが出せれば、時間を持て余すことなく有意義に使うことができるでしょう。

自分のキャパを知る

案件の受けすぎには注意しましょう。

収入が入り続ける保証がないからこそ、案件の話があると引き受けてしまいがちです。

私は前職で、フリーランスの方々へ案件を依頼していました。

現在は私もフリーランスですが、依頼する側の心情も経験することができました。

私自身も注意していることですが、

自分のキャパを把握したうえで案件を受けましょう

キャパオーバーは依頼主に伝わります。

キャパオーバー時には、

  • 納品物が雑になる
  • 納期ギリギリもしくは遅れる
  • 依頼主の催促によりようやく動き出す

以上のようなことが起こります。

実際に依頼主でしたので、キャパオーバーな人の仕事の雑さはとても伝わってきました。

長期案件で信頼関係が築けていれば、一回程度であれば許していただけるかもしれません。

ですが、基本的には信頼が崩れる行為ですので絶対にNGです。

信頼が崩れると、今後依頼が発生しなくなる可能性があります

私の所属していた企業では、慢性的に続く場合は依頼NGリストに追加していました。

逆に、普段から丁寧な仕事をしていただいた方にはどんどん仕事を依頼していました。

キャパオーバーになると、本来の力を発揮できなくなります。

場合によっては、悪評が出回ってしまうリスクもあります。

本来の力を発揮できず、間違った解釈をされるのはとても悲しいことです。

本来の力を発揮できるよう、自分のキャパは把握しておきましょう。

キャパを正確に把握するためには、依頼内容をしっかりヒアリングしましょう

以下、所要時間把握のための参考リストです。

  • 打合せまでの準備時間
  • 打合せ時間
  • 納品物作成時間
  • 修正対応時間
  • 他案件との兼ね合い

余裕を持って動くために、私は各想定時間に2時間ずつ上乗せしています。

上乗せが多いと思われるかもしれませんが、多いくらいで大丈夫です。

時間が余れば別のことに使えば良いだけですので。

カツカツに組んでしまうと、イレギュラーに対応できなくなります。

何事も想定通りに進むとは限りません。

カツカツでも対応は可能かもしれません。

ですが、

最大限のパフォーマンスを発揮するためには余力を残すことが必要です

そして、案外見落としがちなのが他案件との兼ね合いです。

  • 他案件の準備期間と打合せ日は近くないか
  • 他案件と納期が被っていないか

案件が被ると、負担は2倍どころか3倍以上になると想定することがベターです。

別案件ですと、全く別のことを考える必要があります。

タスク管理が得意な人でも、同時進行しているものがあるとやはり負担は増えます。

ルーティーンの業務で、軌道に乗ってきたら想定負担を落としていけば大丈夫です。

クライアントからの信頼を崩さないためにも、基本的には作業時間を多く見積りましょう。

休暇の管理

フリーランスは、自分で休暇を決める必要があります。

休みなく働きたいのであれば、ずっと働き続けることもできます。

そんな時に思い出してほしいことが、

なぜフリーランスになったのだろう

ということです。

私の場合は、自由に働いて心穏やかに休息を取りたいからです。

会社員時代は、休暇にも関わらず社内外のメールや電話が止まることがありませんでした。

有給休暇に関しては、休みとは言えないような状況でした。

特にクライアントワークをされている皆さんは、共感いただけるポイントではないでしょうか?

そこで気が付いたことは、

私には完全な休暇が存在しない

ということでした。

自分の人生なのに、ほぼ365日会社のために身を捧げている状態です。

完全な休暇を取りたい。

これは独立理由の一つでした。

そのため、私はスケジュールに休暇!という日を入れ、全く働かない日を作っています。

フリーランスになった際の、目標の一つを達成できている状態です。

フリーランスになりたての頃は、案件を引き受けすぎて結果的に休みがなくなる可能性もあります。

会社員の時のほうが休めていたのでは?となる場合もあります。

適切な休暇を目標の一つに掲げている方は、休暇の取り方もぜひ意識していただきたいです。

当たり前ですが、大きな不労所得がない限りは休暇を増やすと収入が減ります。

ですが、

単月でスポット案件を増やして翌月に長期休暇

以上のような休みの取り方も可能です。

この場合、何も気にせず完全な休暇を取ることができます。

私も一人で温泉旅行に出かけてみましたが、とてもリフレッシュできましたよ。

休暇の管理は大変かもしれませんが、以上のようにまとまった休みも気にせず取ることができます。

自由な休みを取りたいという方は、休暇の管理も意識してみてください。

仕事と休暇のメリハリをつけたい方へ

仕事は勤務先に出勤されている方が大半だと思います。

新型コロナウイルスの蔓延により、半分は在宅もしくはフルリモートといった選択肢も増えてきました。

そんななか、

在宅ワークだと集中できない

といった声を聞くようになりました。

  • お子さんの面倒を見ないといけない
  • ペットの面倒を見ないといけない
  • ゲームなどの誘惑が多すぎる

など、様々な理由を聞いたことがあります。

そのため、時には気分を変えてカフェで作業をするフリーランスもいらっしゃいます。

カフェの場合、

  • 席が空いている保証がない
  • 視線や会話が気になる

などにより、かえって集中できないといったことも起こり得ます。

集中力が落ちると、作業効率が格段に下がってしまいます。

フリーランスは成果報酬ですので、作業効率が落ちると全て自分に跳ね返ってきます。

自宅外で集中して仕事をしたい方には、ぜひコワーキングスペースをおすすめしたいです。

コワーキングスペースとは

場所に縛りのない働き方をする人たちのために提供されているスペース

コワーキングスペースは、会社と同じくオープンなオフィスで働くことができます。

そのため、在宅ワークだと集中ができないといった心配も解決できます。

コワーキングスペースの方々は仕事を目的に利用しています。

ですので、カフェように周りに気を取られることもありません。

そのほかのメリットですと、

  • 人脈が広がり、案件を獲得できる可能性がある
  • Wi-Fi無料
  • フリードリンク
  • 備品貸し出し
  • 打合せスペース有り
  • 複合機利用 ※有料であることが多い

などが挙げられます。

月額やスポットでの利用料は発生しますので、

  • 作業効率
  • 人脈づくり
  • インターネット利用料
  • 光熱費
  • 複合機等の設備導入費

などを整理したうえで、金額に見合うか検討してみると良いでしょう。

興味のある方はぜひ確認してみてください。

情報収集が大変

情報はフリーランスにとっては大きな武器です。

一方で、情報収集が大変なのもフリーランスの宿命。

私のようなWebマーケターはまさに情報戦です

ここからは情報収集のリアルについてお伝えします。

会社からの情報がなくなる

一番はここですね。

会社員時代は、各スタッフが得た情報が社内に共有されていました。

  • 得意分野の共有
  • 担当が現場で拾った情報

など、目と脳がたくさんあり組織に集約されていました。

作業が分担されるため、資料の使い回しも簡単にできていました。

研修プログラムも組んでもらえていました。

フリーランスになると自分一人だけです。

基本は自分が得た情報のみで戦っていくことになります。

どんな仕事であれ、最新の情報を押さえておくことは価値となります。

情報源のほとんどが、会社やクライアントからの場合は要注意です

ご自身のやっていきたい活動を思い浮かべてみてください。

会社ありきの情報がなくなり、自分の知り得る情報源で価値を提供し続けられるでしょうか。

一度シミュレーションをしてみましょう。

知見を深める

知見を深めるためには、自身の領域の学習を続ける必要があります。

私がよく活用するサービスはUdemyです。

Udemyはオンライン形式の通信講座です。

講座数が多いうえに、ジャンルの幅広さも特徴の一つ。

マーケティングやセールスなどのビジネスだけに限らず、楽器やアートなど趣味の講座もあります。

Udemyをおすすめしたいのですが、まずはYouTubeで学ぶことも良いと思います。

ただ、ノウハウ関連のYouTubeはオンラインサロンや有料教材への誘導が鉄板です。

結局のところ、周りと差をつけられるノウハウは有料教材に凝縮されています

前職も無料セミナーから営業につなげていました

フリーランスになると、周りと差をつけるという点がポイントになります。

YouTubeで配信されている無料の情報は、他のフリーランスも確認している可能性があります。

有料講座であれば、全ての人が視聴しているとは限りません。

理由は単純で、全ての有料講座を見るほど時間もお金も割けないからです。

全ての講座を視聴する必要はありません。

知見を深めたい講座だけで大丈夫ですので、視聴のうえ周りと差をつけてみるのはいかがでしょうか。

クライアントの領域を知る

皆さんは営業を受けたことがありますか?

私は前職で拠点の責任者をしていた時に、よく営業を受けていました。

その時によくお断りしていたケースが、

こちらのことを、よく把握していない状態で営業をかけてくる人

御社は何をしている会社なんですか?

といった質問を受けることがありました。

何の会社か最低限把握できていなければ、商品を売ることはまず難しいでしょう。

会社の後輩ならまだしも、知らない人に一つ一つ教えてあげるほど暇ではないのです。

一方で、

営業がうまい人は共感ポイントを作ることが上手です

こちらがどんな事業をしていて、どんな課題があるのか目星をつけたうえで質問してきます。

話が理解できる人であれば、相手が差し出す情報の質も高まります

質の高い情報が得られれば、提案の質も高められます。

相手のことを知るだけで、ヒアリングの質が高まり価値提供の質も上がります

さすがにあらゆる業界の専門性を深めることは困難です。

ですが、幅広く業界の動向や時代の流れを知ることは可能です。

そこでおすすめしたいのがビジネス誌の購読です。

フリーランスで案件を受ける際には、転職活動と同じく面談を受ける場合があります。

面談を受ける際に、相手の業界を少し知っているだけでウケが全然違います

クライアントは、私たちの専門領域に対して依頼をかけています。

ですが、私たちの専門領域だけでは本当に良いものは出来上がりません。

相手の領域を知ってこそ、真の価値提供につながります。

真の価値提供は「私たちの専門領域×クライアントの専門領域」です

例えば私のようなマーケターの場合、

STEP
ビジネス誌で業界動向を知る

業界のターゲットや現状の課題を知る

STEP
マーケティング目線で課題解決法を提示

クライアントの専門領域の課題に対し、自分の専門領域から解決策を提示

面談の段階から、以上のようなアプローチをすることができます。

時間をかけられそうであれば、STEP1の後に業界誌で深掘りするとより良いでしょう。

また、クライアントは他業界のことはあまり詳しくない場合もあります。

これは私がマーケターだからかもしれませんが、他業界の動向を聞かれることもあります。

そんな時に、即座に情報提供ができたらいかがでしょうか?

それだけでサービス価値の向上につながりますよね。

クライアントの領域を知ることで
  1. ヒアリングの質向上
  2. 提案の質向上
  3. サービス価値の向上

以上につなげることができます。

ビジネス誌の購読は、いつ始めてもメリット満載です。

大袈裟かもしれませんが、生きていく術を学べます

フリーランスになる前の準備期間でも良いでしょう。

ご興味がある方は、検討してみてはいかがでしょうか。

最後に

フリーランスになると、全ての管理が自分に委ねられます。

自由なのは良いですが、時間の使い方の正否について誰も教えてくれません。

それがフリーランスの良さでもあります

今回はあえて大変なことをお伝えしましたが、私はとても生きやすくて満足しています。

大変なことを先に考えておくと、いざ直面した時の負担を軽減できるかもしれません。

そんな思いを込めて今回の記事を作成しました。

この記事が、皆さんの選択を決める一助となれば幸いです。

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