- フリーランスになりたい
- クラウド会計ソフトの導入を検討中
- freeeとマネーフォワードのメリット・デメリットを知りたい
フリーランスWebマーケターのザキです
今回はクラウド会計ソフトについて解説します。
クラウド会計ソフトは私自身も活用していますが、
作業効率が爆上がりしますので、個人的には導入をおすすめしたいです
案件獲得から実務まで、基本的に全ての実務を自らこなすフリーランス。
私たちにとって、作業効率アップは常に意識をしておきたいものです。
作業効率を格段に上げてくれるクラウド会計ソフト。
今回はその中より人気な「freee会計」と「マネーフォワードクラウド確定申告」の比較をしていきます。
freeeとマネーフォワードの比較
両サービスとも、
無料トライアルがあります
私も両方試したうえで片方に決定しました!
最終的には、皆さんがどちらのほうが使いやすいかが重要です。
本記事を参考にしていただいたうえで、ぜひ最後はご自身で使い勝手を比べてみてください。
それでは比較へ入っていきます。
まずはここから確認
一概には言えませんが、簿記知識の有無で両者の使い勝手が全く変わってきます。
簿記知識にもつながりますが、会計ソフト使用経験の有無も関係してきます。
大まかな目的別で考えると、
とにかく分かりやすく扱いたい
会計の流れや名称を学んでいきたい
以上のようになります。
私は会計の流れを学びたいと思い、最初はマネーフォワードを選択するつもりでした。
ですが、会計初心者にとってはfreeeが圧倒的に使いやすくfreeeを選択しました。
もちろんマネーフォワードも使いやすいソフトでした
マネーフォワードは、従来の会計ソフトに忠実です。
そのため、
- 別の会計ソフトに切り替える可能性がある
- 経理業務に携わる可能性がある
という方であれば、マネーフォワードを選択したほうが後々楽になるでしょう。
先述の通り、私は本当はマネーフォワードで会計の流れを掴んでみたかったです。
ですが目的で整理した際に、
本業で会計の知識を使う可能性が低い
以上のように判断し、とにかく易しいfreeeへ流れました。
金額
それでは金額はどのようになっているのでしょうか。
個人事業主向けでは、3つの金額体系が用意されています。
プラン名が異なるため、金額順に松竹梅で記載します。
最安 | ミドル | ハイ | |
freee【年額】 | 980円/月 | 1,980円/月 | 3,316円/月 |
freee【月額】 | 1,180円/月 | 2,380円/月 | 年額のみ |
MF【年額】 | 800円/月 | 980円/月 | 2,980円/月 |
MF【月額】 | 980円/月 | 1,280円/月 | 年額のみ |
松竹梅で金額のみ見ると、マネーフォワードのほうが金額を抑えられることが分かります。
あくまで「freee」と「マネーフォワード」は別のサービスです。
そのため、各プランでできることが異なります。
freeeの料金プラン
まずはfreeeの料金プランから見ていきます。
プラン | スターター | スタンダード | プレミアム |
料金(年払い) | 980円/月 | 1,980円/月 | 3,316円/月 |
料金(月払い) | 1,180円/月 | 2,380円/月 | 年払いのみ |
確定申告の作成・入力 | ◯ | ◯ | ◯ |
銀行口座やクレジットカードの同期 | ◯ | ◯ | ◯ |
請求書の作成 | ◯ | ◯ | ◯ |
領収書の写真取り込み | 5枚/月 | ◯ | ◯ |
消費税申告 | × | ◯ | ◯ |
レポート機能 | × | ◯ | ◯ |
メール・チャットサポート | △(※) | ◯ | ◯ |
電話サポート | × | × | ◯ |
税務調査サポート | × | × | ◯ |
それでは、各プランの大まかな特徴を見ていきましょう。
スタータープラン
まずは最安のスタータープランからご紹介します。
【確定申告書の作成と提出】
確定申告書の作成と提出が可能。
各種控除や還付にも対応。
【口座やクレジットカードとの同期】
口座やクレジットカードから直接明細を取り込むことが可能。
収支入力の効率化を図れます。
【メール・チャットサポート】
メールやチャットのサポート有り。
初めての申告でも安心です。
上位プランは、以上全てのサービスを受けることができます。
口座やクレジットカードとの同期はとても便利ですよ。
freeeに登録すると、確定申告に向けて収入と支出を自身で入力していきます。
事業用の口座やクレジットカードを登録しておくと、入力作業を自動化してくれます。
スムーズな会計処理のためにも、
事業用の口座とクレジットカードを準備しておきましょう
スタータープランだけでも、確定申告は可能です。
それでは、上位プランはどのような内容なのでしょうか。
スタンダードプラン
続いてスタンダードプランです。
【領収書の写真読み取り無制限】
領収書の読み取りサービス。
スターターの5枚/月の上限がなくなります。
【図やグラフで見れるレポート機能】
入力により収入と支出が算出。
それらを可視化できるため、数値から経営課題の把握が可能。
【サポートの優先対応】
サポートを優先的に受けられます。
確定申告前などにとても便利です。
【消費税申告の対応】
課税事業者は消費税の申告が必要。
消費税の申告までカバーできます。
スタンダードになると、
- 業務効率化
- 経営課題の把握
- 消費税申告
以上につながるサービスが充実します。
領収書読み取りサービスは、データ入力の手間が一気に削減できます。
スキャナー等を使用し、各画像ファイル形式やPDFで取り込むことが可能です。
スマホアプリを使えば、スマホで領収書を撮影スキャンして取り込むことも可能。
スマホなら出先でもすぐに出来て便利です
また、レポート機能で収支のバランスを確認することもできます。
特に仕入れの多い事業であれば、収支のバランスをしっかり確認しておきたいところ。
分かりやすく可視化できるため、便利な機能の一つと言えます。
フリーランスの皆さんは、インボイス制度が気になるところではないでしょうか。
インボイス制度に関わる消費税申告については、スタンダードプランから適用となります。
困った時は、メールやチャットでサポートを受けることもできます。
スタータープランでも受けられますが、スタンダード以上から優先対応となります。
サポートは困った時にようやく使うものです。
そんな時に優先対応を受けられるとなると、これもスタンダード以上の魅力と言えます。
プレミアムプラン
最後にプレミアムプランのご紹介です。
【税務調査サポート補償】
税務調査時に税理士を紹介。
最大50万円まで費用補償。
【電話サポート】
電話サポートが付きます。
チャットやメールはそのまま。
【乗り換えサポート】
他社ソフトから乗り換えが可能。
移行や初期設定を代行。
各サポートがより厚くなるプランです。
まさしく最上級プラン
中でも、税務調査サポートの手厚さが特徴。
- 当日までの事前準備
- 当日の立会い
- 終了後のフォロー
ここまでフォローしてくれます。
準備からアフターフォローはもちろんですが、何より当日の立会いは心強いですよね。
プレミアムプランは保険のようなものです
何かがあった時のために、プランに保険料を上乗せする。
事故や災害時の保険も、万が一に備えての支払いですよね。
そのように考えれば、他のプランと検討する際にスムーズに決められるでしょう。
マネーフォワードの料金プラン
続いて、マネーフォワードの料金プランを見ていきます。
プラン | パーソナルミニ | パーソナル | パーソナルプラス |
料金(年払い) | 800円/月 | 980円/月 | 2,980円/月 |
料金(月払い) | 980円/月 | 1,280円/月 | 年払いのみ |
確定申告書の作成 | ◯ | ◯ | ◯ |
銀行・クレジット明細の自動取り込み | ◯ | ◯ | ◯ |
請求書の作成 | ◯ | ◯ | ◯ |
領収書の写真取り込み | ◯ | ◯ | ◯ |
消費税申告 | × | ◯ | ◯ |
レポート機能 | △(※) | ◯ | ◯ |
メール・チャットサポート | ◯ | ◯ | ◯ |
電話サポート | × | × | ◯ |
それでは、マネーフォワードにはどんな特徴があるのでしょうか。
経理業務を学ぶことができる
冒頭に簿記知識の有無について触れました。
マネーフォワードは、簿記を触れていなければ難しい用語がたくさん出てきます。
と言うよりも、
従来の会計ソフトに忠実な作りになっています
そのため、経理業務を学ぶ必要がある人はマネーフォワードのほうが好ましいでしょう。
今後自分のビジネスにおいて、
- 経理の説明をする必要がある
- 経理担当へ正確なディレクションをしたい
という場合であれば、マネーフォワード一択でしょう。
月額費用を抑えられる
マネーフォワードは、freeeと比較すると月額費用を抑えられます。
両方使ってみた感想ですが、
機能自体に大きな差はありません
そして、パーソナルミニとパーソナル間でも実は大きな機能差がありません。
というのも、マネーフォワードは最安プランのパーソナルミニでも機能が充実しています。
パーソナルプランだと、レポート機能の充実と消費税申告が追加されます。
インボイス制度を考えると、金額差も少額なためミニを選ぶならパーソナルを選んだほうが無難です。
freeeのミドルプランであるスタンダードと比較すると、2分の1以下の金額に抑えられます。
フリーランスはひたすら収益を得るだけでなく、スキルアップのなど幅を広げるための投資も必要です。
そう考えると、できるだけ固定費は抑えたいところですよね。
最後に
freeeもしくはマネーフォワード。
選ぶ基準はご自身の目的に合わせると良いでしょう。
とにかく分かりやすく扱いたい
会計の流れや名称を学んでいきたい
私は以上の基準より、最終的にfreeeを選択しました。
経理業務も学びたかったですが、現時点で経理業務を使う機会がなかったからです。
フリーランスであれば、常に支出の管理をする必要があります。
そのため、どちらともずっと付き合っていくソフトとなります。
これは実際に使ってみなければわかりません。
両サービスとも無料トライアルがあります。
ぜひ試してみて、自分に合うほうを使ってみることをおすすめいたします。