ベンチャー企業への転職|ミスマッチを防ぐ見極め方

転職
この記事を読んでほしい人
  • ベンチャー企業への就職および転職を考えている人
  • 副業をしてみたい人
  • 将来独立を考えている人

私は20代で3社経験後、現在フリーランスとして活動しています。

新卒の時、つまり1社目はいわゆる大企業へ入社しました。

その後、2社目は人数規模を落としていわゆる中小企業へ入社。

そして、

独立前の3社目が、Webマーケティングのベンチャー企業でした

フリーランスを目指す自信をつけられたのが、紛れもなく3社目のベンチャー企業でした。

  • 大〜小規模の企業を経験
  • 現役フリーランス

そんな私から、ミスマッチを防ぐベンチャー企業の選び方をお伝えします。

目次

ベンチャー企業とは

そもそもベンチャー企業とは何なのか。

様々な定義がありますので、英語のベンチャー(venture)で考えてみると分かりやすいです。

ベンチャー(venture)とは、

  • 名詞:冒険、投機的企業、冒険的事業
  • 動詞:勢いを持って行動する(危険を顧みない/果敢に行動する的なニュアンス)

以上のようなニュアンスで訳します。

耳馴染みのある言葉であれば、冒険(adventure)がこの類の言葉ですね。

それを踏まえたうえでの定義として、

  • 新しいビジネスを展開している
  • 制度を含めて成長過程

以上のようなイメージとなります。

ベンチャー企業のメリット7選

先述の通り、私は新卒で大企業へ入社しました。

その後、中小企業〜ベンチャー企業〜フリーランスの道を歩みました。

会社規模を落として、ベンチャー企業への入社を志した。

それはもちろん、ベンチャー企業へのメリットを感じたからです。

それでは、まずはそんなベンチャー企業のメリットからお伝えします。

個人の裁量が大きい

ベンチャー企業の仕事は個人の裁量が大きいです。

個人の裁量が大きいと、成長スピードが格段に上がります

大企業の場合、年次や経験を積むことで大きな仕事を任せられるようになります。

ベンチャー企業の場合、少数精鋭のため入社して早い段階から様々な案件を任せられます。

裁量が大きいため、時には上司ではなく自身で大きな決断をする機会も出てきます。

最終的には上司が守ってくれるではなく、

責任を持って、自分で解決しなければいけない

といった思考になってきます。

この経験は、フリーランスになるにあたってもとても貴重な経験となりました。

一般企業に長年勤めていると、いずれは大きな決断を迫られる役職に就くかもしれません。

それを年次の浅い段階から経験できる。

経験をどんどん積みたい人にとっては、間違いなくメリットと言える部分です。

自由度が高い

提案の自由度の高さも魅力です。

これは社内外で共通して言えます。

ベンチャー企業は制度を含めて成長過程です。

制度やサービスの基本の型はありますが、より良い形を目指すべく柔軟に変化する必要があります。

皆さんは以下のように思ったことはありませんか?

ウチの会社、もっとこのようにしたらいいのにな

マイナス表現に言い換えると、

ウチの会社のこんなところがダメだ

という感じですね。

言いたいけど「言えない」「言いづらい」「言っても無駄」といったモヤモヤを抱えていませんか?

ベンチャー企業に関しては、年次の浅い段階からこういった提案が通りやすいです。

安定している企業の場合、何かを変える決断にはとても勇気が要ります。

なぜなら、現状で十分に安定しているからです。

ベンチャー企業の場合、大企業を含めた競合と差別化を図って勝っていく必要があります。

そのため、プラスとなる改善提案であればどんどん発信できる環境が多いです。

  • 営業提案の仕方を変えてみたらどうだろう
  • この媒体に広告を出してみたらどうだろう
  • このツールを導入してみたらどうだろう
  • こんな制度があってもいいんじゃないだろうか

以上のような提案を、きっと多くの経営層は待っているはずです。

自由度が高いと言っても、会社の成長につながる提案がキーワードです

  • 給料が低いから上げてほしい
  • 早く帰りたいから終業時間を早めてほしい

以上のような、提案ではなく要望の場合通らないです。

ですが、会社の成長につながる根拠のある理由があれば交渉の余地はあります。

この会社の成長につながる提案に、年次や経験は関係ありません。

経験は、根拠を強くするためのサポートになるだけです。

現職のこんな部分を変えたいけど、変えることができなくてもどかしい

そんな人は、ベンチャー企業の道へ進むとそのモヤモヤが改善できるかもしれませんよ。

決定スピードが速い

ベンチャー企業は物事の決定スピードが速いです。

部署も役職もそんなに多く存在しません。

そして、最終決裁者の社長との距離がとても近いです。

会社の成長につながる良い提案であれば、早ければ翌日から開始することができます

一方で、新しいことを始める際はリスクの想定も必要です。

  • 新サービスの立ち上げ
  • 組織編成に関わること
  • 福利厚生に関わること

以上のような、サービスや制度に関わる部分の変更まではすぐにできませんのでご注意ください。

逆に言うと、サービスや制度がコロコロ変わる会社は不安になりますよね。

サービスや制度の導入にはコストがかかります。

最終的には経営層の判断にはなりますが、費用対効果について説明できれば提案は通りやすいです。

  • 経営層や、経営層に近い人へ直接提案できる
  • 決裁者の数が少ない

以上の特徴があるため、決定スピードが速いことに変わりはありません。

現職で新しいプロジェクトが全然進まなくてヤキモキしている

そんなもどかしさを解消できるかもしれませんよ。

同僚から良い刺激を受けられる

ベンチャー企業は、

  • 個人の裁量が大きい
  • 制度が整っていない

以上のような特徴があります。

これだけ聞くと、

忙しそうだし安定してなさそうで不安

と思われるかもしれません。

それなのに、なぜベンチャー企業を目指すのか。

圧倒的にスキルが身に付く環境だから

ずっと安定して働きたいよりも、多くの人は経験を積むためにベンチャー企業へやってきます

そして、そんな人たちの集団であることがベンチャー企業の特徴です。

意欲的なスタッフに囲まれていると、自分自身もとても前向きになれます。

会社にすがるのではなく経験を積みにきているため、愚痴を言う暇があれば行動といった人が多いです。

経験を積むこととも直結するのですが、独立や副業について考えている人も多いです。

そのため、

サラリーマン以外の選択肢の知見が広がります

私は3社目を退職後、もう1社経験後に安定した企業へ戻ろうかと考えた時期もありました。

3社目のベンチャー企業を退職後に、フリーランスとして開業した元同僚を何人も見てきました。

法人化をしたスタッフもいます。

そして、自分の人生について考え直した時に、私もフリーランスの道を歩むことになりました。

このきっかけをくれたのは、間違いなく元同僚のおかげです。

皆さんは、法人化やフリーランスなど独立の道を考えていますでしょうか?

私はフリーランスの道へ進みましたが、必ずしもそれが正解ではありません。

少しでも興味があれば、そんな仲間と出会えるベンチャー企業の選択をおすすめします。

早い段階でマネジメントに携われる

私はベンチャー企業で、マネジメントも経験したいと考えていました。

結果、入社して1年で拠点長を任されました。

ちなみにですが、同じ拠点には先輩社員が複数名いました。

実力主義というとおこがましいですが、年功序列ではない環境が私にとっては魅力的でした。

ベンチャー企業は、会社の成長へつなげるための最短ルートをどんどん進んでいきます。

そのため、ただ年次が長いからという理由ではマネージャー職に任命しません

さらに言うと、年次の長さはマネージャーを任命する理由になりません

マネージャーに任命すべきは、会社およびスタッフの成長に貢献できる人です

正直なところ、先輩のほうが実力は上です。

では、なぜ私がマネージャーになれたのか?

  • 継続的にマネージャーになりたい意志を伝えていた
  • マネージャーになるための動きをしていた

以上に尽きます。

そして、それを早期に叶えられることこそベンチャー企業のメリットです。

私は3社目の退職を決めた際に、4社目もベンチャー企業の面接を受けています。

内定をいただいた会社からはいずれも、

マネージャーや役員候補で来てほしい

といった条件を提示されました。

いずれの会社も共通して若手中心であり、マネジメントできる人が欲しいといったご要望でした。

組織が出来上がっておらず、マネージャーの枠自体が空いているというのも理由としては考えられます。

これは誰に対しても言っているわけではないと思います。

マネジメントの経験があったから、マネージャーや役員への道が拓けた

転職面接の際に、マネジメントの経験は高く評価いただけました

組織によって大小はあれど、マネージャーの枠は限られています。

そんなマネージャーの経験を、早い段階から任せてもらえるのは本当に貴重な経験です。

経営を間近で感じられる

上記の通り、私はベンチャー企業のマネージャーとして働いていました。

ただでさえ、経営者との距離が近いことがベンチャー企業の特徴です。

そんなベンチャー企業でマネージャーになると、より近くで経営を現場を見ることができます。

良いことばかりでなく、苦悩や難しさなどをよりリアルに感じられます。

経営を間近に感じられることのメリットは、

  • 失敗も成功も見れるため、自身が独立する際に役立つ
  • 得意先などの経営者へ共感できるスキルが身に付く

などが挙げられます。

私の所属していたベンチャー企業では、マネージャーも経営会議に参加できました。

そのため、実際に会社を動かす経験も積むことができました

ここまではマネージャーの話をしましたが、一般スタッフも経営者との距離が近いです。

私の所属していた企業も、4社目として面接を受けた複数社もその点は共通していました。

ベンチャー企業は、まだまだ発展途中だからこそ社長の影響力が強いです。

そのため、社長は自分の意志を現場へ直接伝えるケースが多いです。

経営者の言葉を聞くことにより、

  • 経営者はどんなことを考えているのか
  • 経営者がどのような状態であれば従業員の心を動かせるのか
  • どのくらいのレベルに達すれば経営者になれるのか

などが見えてきます。

起業をしてみたいけど、リスクを考えると不安になってしまう

そのような悩みも、ベンチャー企業へ転職すれば解決の兆しが見えてくるかもしれませんよ。

一人で生き抜く力が身に付く

メリットをおさらいしてみましょう。

  • 個人の裁量が大きい
  • 自由度が高い
  • 決定スピードが速い
  • 同僚から良い刺激を受けられる
  • 早い段階でマネジメントに携われる
  • 経営を間近で感じられる

以上のまとめのような位置付けですが、思考力が格段に上がります

個人の裁量が大きいかつ、これといった型がなく自由度が高い。

経営層を納得させるための提案力が要される。

経営について自分ごとで考える必要がある。

やることの範囲が広いため、思考をフル回転させる機会が多いです。

様々なケースで思考をフル回転させるため、提案や会話の引き出しが増えていきます。

ベンチャー企業の仕事は、決まった型やパターンが少ないです

そのため、常に新しい環境へアップデートされていきます。

  • 夏が来るし、このイベントの案内を持って行こう
  • ◯◯に困っているから、この商品を持って行こう

このようにパターン化できるものが少ないです。

もちろんある程度パターン化できることもありますが、基本はカスタマイズが必要です。

決まっているパターンが少ないからこそ、思考力が上がっていきます。

そして、思考力が高まることで一人で生き抜く力を身につけられます

独立の道を歩み出すと、自分のみもしくは少人数で考えることから始まります。

考える力がなければ、先へ進むことができません。

そこで、個人の裁量が大きく自由度の高いベンチャー企業での経験が効いてきます。

ベンチャー企業は自由度が高いからこそ、会社の資本を借りて様々なことにチャレンジできます。

自分はいずれ一人でやっていきたい

そういった意志をお持ちであれば、ベンチャー企業で実践ベースで試行錯誤するのも良いでしょう。

ベンチャー企業のデメリット7選

メリットがあれば、もちろんデメリットもあります。

きっと転職を検討している人は、現在の環境へ不満があるかと思います。

  • 給料が全然上がらない
  • 自分の提案が全く通らない
  • 同僚や上司と馬が合わない

などなど。

どんな組織も、デメリットとなる部分は付き物です。

では、ベンチャー企業のデメリットとは何なのでしょうか。

個人の責任が大きい

メリットの裏返しでもありますが、個人の責任が大きいです。

何かトラブルが起きた際も、余程大きなことでない限り自分が責任を負います。

ベンチャー企業においては、経営層も上司もほとんどがプレイングマネージャーです。

トラブル対応しようにも、全員がフル稼働しているためほぼ手が回らないです。

私がWebマーケティング会社の新人の時の話です。

入社2ヶ月ほどのマーケティングの知識がほぼない状態で、独り立ちをしました。

初めのうちはほぼ知識がなく、クライアントを不安にさせてしまい激怒されたことを覚えています。

そのことを上司に相談しても、基本は同行ではなく解決策の提示をされるだけです。

そのため、そのアドバイスをもとに再度クライアントへ提案を行いました。

そのように、

自分で対応しながら成長を重ねていきました

もちろん何度もクレームを出すわけにはいきません。

何度も試行錯誤を重ね、クレームにならない提案力を身に付けていくようになりました。

上司がいるから大丈夫、といった考えを捨てられる環境だからこそ力を付けられました

責任の大きさは、入社して間もない頃には大変かもしれません。

ですが、それ以上の見返りがあると確信を持って言えます。

全く未経験のことは、何だって初めのうちはうまくいきません。

年齢を重ねるほど、経験が邪魔してチャレンジが怖くなってきます

正直なところ、責任が大きいと負担も大きくなります。

ですが、早めに経験をしておけば後々楽になるはずです。

そのように考え、私もベンチャー企業へ飛び込んで経験を積みました。

ただ、もちろん向き不向きはあります

責任が大きい環境で何を実現したいのか。

それを洗い出したうえで、選択されることをおすすめします。

組織が整っていない

拠点長になったと先述しましたが、私の拠点にはマネージャーが不在でした。

問題が起こった際は、拠点の離れたプレイングマネージャーへ相談していました。

拠点に責任者がいないため、私の拠点はとても締まりのない職場でした。

それこそ自由度の高さだけが突出していたため、サボる人はとことんサボっていました。

サボる人を注意できる立場でもなかったため、当時はそんな人間関係に悩まされていました

他にも、契約書の内容についてクライアントから問い合わせがあった時のことです。

  • マネージャーに相談しても、マネージャー自身も誰に相談したら良いのか分からない
  • ようやく見つけた責任者的な立場の人も、外部パートナーに確認してみないと分からない
  • 自分で回答できる内容でもない

結果的に、クライアントをお待たせしてしまいモヤモヤしたことがありました。

組織が整っていないと、このような緊急事態に特に弱いです。

そんな時も、一人ひとりが自発的に対処していく必要があります。

そして、こういった問題を一つずつ潰して会社を成長をさせていく。

未然防止できれば良いのですが、全てがうまくはいきません。

このような問題が起こることも、覚悟しておいたほうが良いでしょう。

経営ではないですが、会社を創っていく過程を経験できて私は良かったです。

自分の役割外の仕事もする必要がある

私が属していたベンチャー企業の、草創期の頃の話です。

その頃は、マーケティング部も人事の教育部門もありませんでした。

そのため、

  • マーケティング部門の広告戦略の立案
  • 採用面接の実施や採用説明会への登壇
  • 教育研修の実施

等のサポートもしていました。

入社前に聞かされていた業務は、クライアントへのWebマーケティングコンサルです。

実際は部署を跨いでそれ以上の業務を手伝っていました。

自分の業務もあるため、もちろん大変でした。

そして、関われば関わるほどどんどん仕事が降ってきます。

ですが、自社のマーケテイングや採用活動に関われたことは貴重な経験でした。

社長の決定に左右されやすい

ワンマン社長という言葉をよく耳にしますよね。

ベンチャー企業の社長は、ワンマン社長と感じてしまうことが多いです

誤解のないように説明すると、ワンマン社長ではなくワンマン社長に感じてしまうという点です。

なぜそのように感じてしまうのか。

それは組織が整っていないからです。

  • トラブルが起きた際にどこへ相談したら良いか分からない
  • 各分野の決裁権を持っている人が分からない

この最終的な判断は誰がするのでしょうか。

その会社の代表が判断する必要があります

そのため、あらゆることが社長の判断で決定されているように感じてしまいます。

逆に言うと、社長がGOを出さなければ何も進まないです。

本来であれば、社長が各分野へ権限委譲している状態が好ましいです

ですが、それができていない会社もあります。

ベンチャー企業は、社長の力が特に強いということを覚えておきましょう。

ネームバリューを使えない

ベンチャー企業はネームバリューを使えません

◯◯(有名企業)のお茶です

◯◯(有名企業)監修のサービスです

ベンチャー企業が、以上のような売り出し方をしたとします。

エンドユーザーは、

◯◯ってどこだろう

以上のようにもならず、目にも留まらず素通りされます。

これは主に営業とマーケティング活動における難しさです。

ネームバリューを使えない状態で、ターゲットの目に留まる施策を考える

以上が難しさでもあり、面白さでもあります。

とは言え、利益を上げないことには会社は潰れてしまいます。

利益を上げるために試行錯誤し続ける大変さもありますので、その点は押さえておいてくださいね。

福利厚生が整っていない

ベンチャー企業は、大企業ほど福利厚生が整っていないです。

  • 住宅手当
  • 家族手当
  • 退職金制度
  • 保養所やジムの利用

など、福利厚生には様々なものがありますが、大企業ほど充実はしていないと思って良いでしょう。

もちろん福利厚生が整っているベンチャー企業もあります

むしろ私の場合は、大企業はかなり充実しているなといった印象です。

皆さんの会社の福利厚生はいかがでしょうか?

福利厚生が全てではありませんが、一つの判断基準として見ておいたほうが良いでしょう。

独自の企業カラーが強い

企業独自のカラーというのは、もちろんどこの会社でも存在します。

ベンチャー企業においてはそのカラーが強いです。

なぜなら、少数精鋭だからです。

大企業であれば、根本のカラーはあるものの拠点や部署によって雰囲気は違ったりもします。

もしその部署に馴染めなかったとしても、ある意味逃げ場があるとも言えるでしょう。

ベンチャー企業の場合は、大きくないからこそカラーが浸透しています。

私のいた会社でも、カラーに馴染めず早々と退職したメンバーが複数名いました

そのため、会社のカラーが気になる方はしっかりと見極めておきましょう。

ミスマッチを防ぐベンチャー企業の見極め方

ここまでベンチャー企業への転職の、メリット・デメリットをお伝えしてきました。

メリットを感じていただけた方は、ぜひここからの見極め方についても目を通していただきたいです。

ベンチャー企業と一括りにしましたが、ベンチャー企業も様々です。

自分にとって、最もメリットを感じられる会社はどこなのか

自分が最も活躍できる環境はどこなのか。

その見極め方についてお伝えします。

今回の内容は見極め方です。

転職面接対策については、以下の記事も参考にしてみてください。

経営者のビジョンを確認する

ベンチャー企業では、選考のいずれかのステップで社長が出てくることが多いです。

少数精鋭ということもあり、それほど社長の影響力が強いとも取ることができます。

ベンチャー企業の社長には、どんどん会社のビジョンを聞いていただきたいです

ベンチャー企業の社長は、自分の会社で世の中を変えたい想いが強いです。

それくらいの情熱がないと起業はできません。

そのため、ビジョンを深掘りすることは決して失礼なことではありません。

むしろ、ここで曖昧なビジョンを語られたらイエローサインです。

ベンチャー企業の社長の軸がブレていると、社員は社長の気まぐれに振り回され続けます

そういった意味でもしっかりと確認してください。

そこで少しでも違和感を感じれば、入社できたとしてもいずれギャップを感じるようになります。

繰り返しにはなりますが、ベンチャー企業は社長の力が強いです

それを押さえたうえで、社長のビジョンをとことん聞いていきましょう。

役員数と役員のビジョンを確認する

経営層のビジョンの確認に続いて、役員の数は自分で把握しておきましょう。

一概には言えないですが、役員の数が少ないとその少数の役員の力が強いです

それは決して悪いことではありません。

経営層が少ないからこそ、経営層のビジョンに共感できるか

以上が重要になってきます。

役員が複数名いると、権限が委譲されている状態と取ることができます。

権限委譲されていれば、ワンマン社長である可能性が下がってきます

そのため、ここが分散されているかはぜひ確認をしていただきたいです。

そして、そんな役員の方々と話せる機会があれば、その方たちの話もしっかり聞いておきましょう。

経営者と役員のビジョンが一緒の会社は信頼して良いでしょう

ベンチャー企業は少数精鋭です。

そのため、上層部の考えがバラバラだと組織は崩壊します。

会社組織は、代表の考えを役員やマネージャーがスタッフへ下ろしていくことで成立します。

役員や管理職に不満があると、それがスタッフへ伝播して全体に悪影響を与えます。

そのため、代表の次に役員の考えを聞いておくことは非常に重要です。

できれば、代表不在の場所で話せることがベストです。

とは言え、もちろんどんな会社も代表の権限が最も強いです。

繰り返しにはなりますが、少数精鋭のベンチャーにおいては代表の人柄や考えを見極めましょう

自分の目標をはっきり伝える

自分の目標は必ず伝えてください

私はベンチャー企業の最終面接で、自分のビジョンについて100%聞かれています

いずれ独立したいのであれば、それもはっきり伝えておきましょう。

独立したいと言ったら採用してもらえないかもしれない

といった不安もあるかもしれないです。

ですが、社長も元々は独立をした人です。

そこは評価をしてくれますし、明確な目標を持っている人のほうが頑張れることを知っています。

自分の夢をしっかり語れるようにしておきましょう

ちなみに私は内定をいただいた全てのベンチャー企業で、独立志向があることを伝えています

独立を考えていなくても、その会社を選んだのには理由があるはずです。

どんな目標があるからその会社を選んだのか。

そのことをしっかりと語れるようにしておきましょう。

貸与品の確認

貸与品の確認はしておきましょう。

大企業では当たり前のようにあるスマホの支給。

スマホやPCの支給がない会社もありますので、その点は確認しておきましょう。

皆さんを騙すつもりはなくても、伝えるのを忘れているなどのケースもあります。

貸与品については、求人票に明記されていない場合もあります

私物を使うことに抵抗があれば、我慢せず必ず確認するようにしておきましょう。

最後に

今回はベンチャー企業の見極め方についてお伝えしました。

メリットやデメリットをお伝えしましたが、少しでも興味が持てたらまずは応募していただきたいです。

ベンチャー企業の雰囲気を知るには、実際に働いている人と話すことが一番良いです。

話してみたうえで、再度こちらの記事が参考になれば嬉しい限りです。

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